top of page
ブログ: Blog2
執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

サロン ド パルファン 2023 の ART EAU ブースにてお会いしましょう

更新日:2023年10月11日

今年のサロン ド パルファンは10月12日(木)から17日(火)まで。今年は、いつもラ コゼット パフュメ にご協力くださる、 ART EAU 様のブースを応援させていただくことになりました。ART EAU代表の白石氏の今回の斬新な試みは、個別のブランドでなくパフューマーにスポットを当てるというもの。女性パフューマーのAmélie Bourgeois アメリ・ブルジョワとAnne-Sophie Behaghel アンヌ=ソフィ・ベアゲル が中心となって2013年に創設された香水のクリエーションスタジオ FLAIR フレア の作品をブランドミックスで展開します。いうことは諸々の調整が必要で、その辺りは様々なご経験をされ、かつ、天秤座の白石氏ならではでないかと感服しています。 会場には ・19-69 / ナインティーンシックスティナイン

・BDK Parfums / ビーディーケーパルファム

・Frapin / フラパン

・Kerzon / ケルゾン

・LIQUIDES IMAGINAIRES / リキッドイマジネール

・L'orchestre Parfum / オーケストラ パルファム

・Mendittorosa / メンデットローザ

・ROOM 1015 / ルーム テン フィフティーン

・OBVIOUS / オブヴィアス

・versatile paris / ヴェルサティル パリ の10ブランドから、アメリさんとアンヌ=ソフィさんが中心となってフレアが手がけた64種類の香水が並びます。

私自身、既によく知っている香水も、あまりタッチしてこなかった香水もあります。関わらせて頂くからには、と自分なりのレジュメを作成してみました。紙でないとなかなか頭に入らないのでプリントアウトしてみたら100ページになり頭を抱えました(笑)サロン ド パルファンの会場では、香水についてだけでなく、ランド地方出身のアメリさんとパリ出身のアンヌ=ソフィさんのパーソナルな魅力についてもお伝えしたい。 今回、来日されるのはフレアの創立10周年の記念の意味もあるそうです。2014年にパリで初めてお会いした時のアメリさん、瞳がキラキラしていたことを思い出します。その炎を消さず進んでこられたのですね。 近代香水の発展においては、調香は長く男性の仕事で、香料会社でも女性の仕事は花摘みをしたり、アンフルラージュで香料を採るために油脂を塗ったシャシーに花びらを並べたり。でも、歴史に名が残らないとしても、調香のアドバイスをしたり、調香をしていた女性はいたはずです。でも正当な権利として香水史に名前を刻むためにはジェルメーヌ・セリエ(ヴァンヴェール / バルマンとか、クール ジョワ / ニナリッチを調香)の様に男性社会に強く抵抗し、戦わなければいけなかったのです、それが1940年代のこと。'50年代になるとアメリカでジョセフィーヌ・カタパノ(ユースデュー / エスティーローダーやフィジー / ギラロッシュ)が活躍し、ソフィア・グロスマンへと道をつなぎます。'70年代にはモニク・シュリアンジェが香水のスクール、サンキエムソンスをパリに創設します(アメリさんとアンヌ=ソフィさんも2002年から約10年間、こちらで学びさらに後進の指導に励みました)。'80年代に入るとアニック・グタルがブランドを立ち上げ、モニク・レミが高品質の天然香料に特化した香料会社を興すなど、女性の活躍の仕方も多岐に渡るようになります。'88年にフランス調香師協会(SFP)から女性初の若手調香師国際賞を受賞したパトリシア・ドゥ・ニコライはオスモテークの二代目館長となるなど、現在では業界の要職にも女性が就任しています。そして、フレア。スタッフはすべて女性。彼女らの経歴は本当に様々で、香水販売員としてスタートし今はジュニアパフューマーという方も見受けられて。フレアは香水が好きで業界での活躍を目指す人にとって夢と希望が溢れている場所なのでしょう。 私の入店日は 10月12日(木) 10月13日(金) 10月15日(日) です。フレアの魅力を精いっぱいお伝えさせて頂きます(話が長くなりそうですが)。お越しになれそうな日がありましたら、お知らせくださいね。 サロン ド パルファンの会場に立たせて頂くということで、久しぶりのブログをつらつらと書きました。最後までお読みくださり有り難うございます。

閲覧数:114回0件のコメント

Comments


bottom of page