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執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

PARFUM SATORI の四季のトライアルセット「春 - Le printemps - 」 

 日本語の『春』には春夏秋冬の季節の『春』だけでなく、年の初めを意味する『春』があり、新春という言葉を見聞きすれば新しい年を迎えた喜びに心が満たされるものです。

 庭ではパンジーやラナンキュラスといった明るい色の花が咲いています。冬の太陽は低いので、8時を回ってもまだ日陰にあるのがかわいそうな気がします。お正月も咲いていたローズは深いピンクの アライヴ と、濃い黄色の レイヨン デュ ソレイユ 。二十四節気の小寒に入ったばかりで、まだこれからとても寒い日が続くのですが暖かな『春』に向けてもう今手入れを始めなくてはいけない植物もあります。ローズは、全ての枝に鋏を入れる冬剪定を始めなくてはなりません。その前に咲いている花を摘んで花瓶へ移して室内で楽しむことにしました。



 さて、春には春の香りを纏いたくなるもの。1月7日に PARFUM SATORI から 四季のトライアルセット G 「春 - Le printemps -(税込6,050円)が発売されます。香りを付けやすいスクリューボトルに入った1.5ml × 5種類の香水のセットです。  それぞれの香りについて、私的好みを少し書いてみます。 ・サクラ  大好きで、1年中纏っている香りです。軽やかでありながら芯のある香りは、シソチェリーとモス、インセンスのニュアンスがとても大人な感じ。ちょうど昨日、庭で乾燥した紫蘇を整理していて、その香りを感じるとなんとも言えない落ち着きを感じたのですが、この香水の心地よさは日本人の遺伝子レベルで感じられるものかも。他のブランドの香水にない、とてもオリジナルな香りです。

・イリスオム ・シルクイリス  香料の宝石と称される、イリスを贅沢に用いた二つの香り。イリスオムはトップノートのシトラスはカルダモンのアクセントを得てキリッと鮮やかな香り立ち。続くイリスバター、バイオレットリーフ、ジャスミンアブソリュートから溢れる上品な流れへと続きます。ラストノートには、カシミヤの手触りのような柔らかさが感じられます。  シルクイリス、この香りを嗅ぐと、もしイリスの妖精がいるのなら紫色の衣を纏い、軽やかに羽ばたきながら煌めきと共にこの香りを漂わせて現れるのだろうな、と想像するのです。上質な清潔感と共に、肌に滑(すべ)らかに馴染む香りです。  この二つの香りはペアフレグランスですが、その日の気分で男女どちらがどちらをつけても素敵です。バレンタインデイ、ホワイトデイのある2月、3月に手が伸びそうな香り。

・プチトリアノン  陽光が明るさを増し、強弱の調節がまだ不器用な若い春の風が吹き始めたら プチトリアノン を纏いたくなります。ヒヤシンスの香りの清々しさが主軸の美しいグリーンフローラルは、パーソナルフレグランスのカウンセリングに訪れる方に、ファーストフレグランスとしてもおすすめしています。この香りのテーマはヴェルサイユ宮殿の庭園にある小宮殿(プチトリアノン)ですが、マリー=アントワネットの宮廷生活に憧れる女性たちにはもちろん、若い男性にも好まれる香りです。

 


・ニュアージュローズ  今年の1月は、 ニュアージュローズ を纏っています。スミレ色のカンヌの空を背景にした、太陽に染められた薔薇色の雲からインスピレーションを得たという香水。ラ・フランスのフルーティな香りのスタートから、南フランスの花々の姿が際立って目に浮かぶ様なフローラルブーケノートへ。香水をつけた手首に花が咲いたような感覚を覚えます。


 初春から春爛漫の季節までを香りで彩り描き出しているのが、このトライアルセット。今年この春、何か新しい香水が欲しい方にもおすすめします。ご購入の方には、素敵な特典もご用意されている様です。公式サイトへはこちらからどうぞ


 この画像は2013年のジャスミンの季節の夕暮れに、カンヌのパレデコングレの近くで撮ったもの。またカンヌに行きたいなぁ。ロゼワインと一緒に地中海の美味しいシーフード料理を食べたくなりました。

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