イタリア、ミラノのフレグランスブランド LabSolue 。ブランド名の LabSolue は 「laboratory(ラボラトリー)」=実験室、研究所、 「absolue(アプソリュ)」=溶媒抽出法を用いた香料のこと、仏語形容詞では絶対的な、完全な、という意味の二つの単語を組み合わせたもの。
セレクトショップなどで”MARVIN"というロゴを見たことはありますか?イタリアの歴史的なこの化粧品ブランドを築いたマートン家の子孫であり、イタリアにおける香粧品作りのサラブレッドとも言えるジョルジア&アンブラ・マートン姉妹は、Marvinの芸術的なアンティーク調薬局のイメージに、姉妹の素晴らしい美的センスをハーモナイズさせて LabSolue を誕生させました。長い歴史の中での自然なことですが、著名なパフューマー達とも交流の深いお家柄です。 かつてマートン家の香水工場があった場所には、LabSolueのパフュームラボラトリーに隣接して、世界初の「HOTEL À PARFUM & PERFUME LABORATORY(パルファム ホテル)」があり、そこには、LabSolueの香りのコレクションと同数の60部屋が用意されています。いつかこのミラノのラボ&ホテルを訪れたいと願っていましたが、この冬は日本でゆったりと香りを体験できる素敵なイベントのご案内が届きました。 ■ LabSolue ホリデーショップ ■
会場:ISETAN SALONE(東京ミッドタウン・ガレリア2F)
日程:12月1日(水)〜 14日(火)
時間:11時~20時 ※ISETAN SALONE 営業時間に準じます
お客さまを温かく迎え入れてくれるホテルの各部屋にはオリジナルの香りがクリエーションされ、その部屋番号が香水のタイトルになっていることがブランドからのメッセージであり、纏う人を迎え入れる様に優しく包み込む香りが、創設者のジョルジア&アンブラ・マートン姉妹が実現したかった世界。
今年のフェスティブシーズンは、EDP.20ml スプレーが2本セットになったLabSolue 初のクリスマスコフレ(13,200円)が登場しました。美しくシンプル、ナチュラルな手触りの良いボックスに収められています。 コフレはフローラルノート、アロマティックノート、ウッディノートの3種の香りをテーマにして、展開されています。
■ Flower(フラワー) ■ 華やかさを纏える二つの香り ・12 FRESIA (フレージア) パフューマー:オリヴィエ・クレスプ ・24 ZAGARA (ザガラ) パフューマー:ジャック・キャバリエ 大ヒットした『ライト ブルー / ドルチェ&ガッバーナ』をはじめ、数々のファッション、コスメブランドのヒット香水を手がけてきたオリヴィエ・クレスプと(個人的にはアレッサンドロ デラクアが大好きでした)、ルイ ヴィトンのメゾンパフューマーとして押しも押されぬジャック・キャバリエ。二人のスターパフューマーが生み出したフローラルノートが楽しめます。 ■ Fruit(フルーツ) ■ 自然のエネルギーを纏える二つの香り
・ 101 BERGAMOTTO(ベルガモット) パフューマー: セシル・マットン ・309 TIMO (ティーモ) パフューマー:ファブリス・ペルグラン フルーツ、とタイトルされているセットですが、イタリア名産の柑橘の果実、ベルガモットと、ハーブのタイムの香りをセットにしたコフレです。シトラス&アロマティックな香りがお好きな方はこちらを。セシル・マットンはジル・スチュアートの香水を多く手がけ、親しみやすい香り作りが上手。ファブリス・ペルグランはグラース出身のべテランパフューマー。ディプティックの香りのクリエーションでも活躍し、何度も来日されています。 ■ Wood(ウッド) ■ 神秘的なエレガンスを纏える二つの香り
・19 LEGNO DI GUAIACO (レーニョ ディ グアイアコ) パフューマー:ダフネ・ブジェ
・207 LIQUIDAMBAR (リクイド アンバー) パフューマー:ヤン・ヴァスニエ
神秘的で心落ち着くウッディノート、パロサントの香りはジャン=ポール・ゴルティエ、クリスチャン・ルブタン、ラルチザン パフューム、そして新生コティで大活躍のダフネ・ブジェが調香。官能的なアンバーの香りは、ジョー マローン、マーク ジェイコブス、トム フォードなどで香りのクリエーションをするヤン・ヴァスニエが、魅力的に仕上げています。
香り選びの時に見せていただけるメニュー(と私は呼んでいます)がこちら。
まず、こちらで試香してから
気になる香りはトップノートを確認するために、ムエットに付香して頂きます。
LabSolue のフローラルノート系のEDP. はすでにいくつか愛用しているので、今回は
■ Fruit ■
・ 101 BERGAMOTTO(ベルガモット) パフューマー: セシル・マットン ・309 TIMO (ティーモ):ファブリス・ペルグラン を選びました。 101 BERGAMOTTO(ベルガモット)は、イキイキとしたシトラスの香りに、眩い太陽のエネルギーが表現されていて、陽気な明るさに満ちた香りです。シトラスノートの香水にはまだ珍しいですが、南仏好みの可愛らしいシトラス感もあります。309 TIMO (ティーモ)は、潮風を感じる心地よいアロマティックでハーバルなノート。どちらの香りも嗅いだ瞬間に、南イタリアの彩度の高い景色が眼前に広がります。309 TIMO (ティーモ)を纏った翌日には、パフューマーのファブリス・ペルグランが、今年のフランソワ コティ賞を受賞したという栄誉に輝くニュースが入りました。なんだかとても嬉しいです。
会場では、姉妹が手がけた書籍も見せて頂きました。
ベルガモットのページ。
タイムのイラストには、可愛らしい小花も描かれています。どちらのお部屋も宿泊してみたい。
冬の夜に楽しみたいキャンドルは200g / 9,900円です。ルームフレグランスも各種揃っていました。
この冬も感染症対策に欠かせない手洗い。その時もお気に入りの香りを選びたいですね。309 ティーモのハンドソープ(200ml / 4,950円)があったので、こちらも入手しました。そして隣に並んでいる、208 チープリオロのボディローション(200ml / 6,600円)は、肌にとても心地よく、309 ティーモの香りとも相性が抜群です。手を洗うたびにファブリス・ペルグランの笑顔が浮かびそうです。
六本木ミッドタウンもイルミネーションが美しく輝いています。お出かけの際には、ぜひガレリアの2階で開催中の LabSolue ホリデーショップ をご覧になってみてください。
100%イタリアメイドであり、職人技が生かされた高品質でサスティナブル。そんなLabSolueのプロダクツをお部屋に置いて、イタリアからの風を感じましょう。
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